- HOME
- インプラント
歯科用CTとは
この歯科用CTはモード設定によってはデジタルパノラマ写真と同等の放射線量での撮影も可能であり、一度でこれだけのデータを取ることができるという意味では本当に患者様への負担が軽減された検査器機です。
患者様への負担を可能な限り減らし、体に優しく望ましい治療が受けられます。
歯科用CT(ヨシダトロフィーパンプラス)は立体的な画像で写し出されるため、インプラントのための診査や歯周病の程度、親知らずの状態の把握を詳細に行うことができ、より低リスクで、計画通りに治療することができます。また、治療終了後にも撮影を行い状態を確認します。
当院では、より多くの患者様にご利用していただきたいと考えておりますので、お気軽にお問い合わせください。
歯科用CTの重要性・必要性
より緻密な診断と、よりリスクの低い治療をするために
X線写真は2次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTスキャンでは3次元の立体画像でのレベルに変わるので、より多くの情報が得られます。
- 見えなかったものが見える
- わからなかったことがわかる
- 治療のリスクを下げられる
X線写真で見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。顎の内部構造なども、リアルに見えます。
顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
インプラントだけでなく、矯正や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用することができ、緻密な診査・診断により、治療のリスクを削減します。
歯科用CTのメリット
- 撮影から診断までその場で即日で行える(他施設へ撮影を依頼しデータを取り寄せる場合、早くても1週間かかると思います)
- 放射線量が医科用CTの1/8(歯科用パノラマ写真4枚分)と低水準
- 撮影を外注しないので費用を抑えられる
歯科用CTでわかること
歯科用CTスキャンは、以下にあげるように歯科治療において大きな役割をはたしています。
インプラント治療
インプラントを埋める部位の骨の質や厚み・形態、神経・血管の位置が詳細にわかり、緻密な診断が可能となります。
それにより、インプラント治療のリスクを削減することができます。
術中にも歯科用CT撮影ができることで、インプラントの位置や方向などの確認ができ、よりリスクを抑えつつ計画通りにインプラント手術をすることができます。
歯周病治療
歯の周囲の骨の破壊の程度が、立体的に把握でき、歯周病の進行度を詳細に診断できます。
それにより、望ましい治療計画をたてることができ、治療の予知性が高くなります。
根管治療
歯の根の先の病巣の状態など、X線写真に比べてとても詳細な診断ができます。
照射量の軽減
実行照射時間はわずか11秒で、医科用CTに比べ放射線量は1/8~1/50と軽減できます。
インプラントとは
歯が抜けた所に人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯をかぶせることで、歯の機能を取り戻すだけでなく、自然な歯並びを再現できる治療法です。
平たく言うと歯がなくなってしまった所に親和性の高いチタンという金属でできた人工歯根を埋め込む手術のことで、その後、3~6ヶ月後に人工の歯をその上に作ります。
インプラントは他の治療法に比べ、咀嚼(そしゃく)能力が優れています。入れ歯にすると、天然歯のおおよそ20%程度の力でしか物を噛むことができないと考えられ、おのずとやわらかい物ばかりを食べるようになってしまいます。
インプラントでは、天然歯に近い咀嚼能力になりますので、何でも美味しく食べることができるようになり、気持ちも表情も良くなると思います。
また、上部構造(人工の歯)もセラミックなどでできていますので、外見的にも大変美しい仕上がりが期待でき、乳歯・永久歯に次ぐ「第3の歯」とも呼ばれています。
アストラテック
アストラテック社は科学とイノベーションを駆使し、個性的で美しさを追求したインプラント製品を生み出しています。
材料には歯科インプラントでよく用いられているチタンを採用しています。
アストラテック社のインプラントシステムは、臨床研究に基づく膨大な科学文献から短期的にも長期的にも非常に良い結果が得られると考えられます。
40年の歴史を誇るその製品は、多くの患者様に笑顔を提供しています。
クラウンとブリッジの場合
- 健康な歯を削る治療
- 骨の減少が進行
- むし歯になるリスク、歯を失うリスクの増大
インプラントとクラウンの場合
- 健康な歯を傷つけず治療
- 咀嚼能力
- 骨の減少を防止
インプラント治療の流れ
STEP 1 診査・診断・治療計画
インプラント治療に必要な診査を行い、治療が可能かどうかの診断を行います。
治療可能な場合は患者様と相談しながら治療計画をたてます。
STEP 2 インプラント埋入手術
インプラントを埋入する部位の歯肉を開き、顎の骨にインプラントを埋入します。
インプラントが骨にしっかり結合するまで約3~6ヶ月待ちます。(この間、必要に応じて仮歯を入れますので、日常生活に差し支えありません。)
STEP 3 アバットメントの接続
人工歯を支えるためのアバットメント(支台部)をインプラントに接続します。(歯肉の傷がふさがるまで約3週間待ちます。仮歯あり。)
STEP 4 人工歯の装着
歯を製作するためにお口の中の型を取ります。
作製した人工歯をアバットメント(支台部)に装着して完成です。
STEP 5 メンテナンス
インプラントの形や特徴をよく理解した上で担当医の指導に従ってブラッシングを行い、歯垢や歯石の付着を防ぎます。
歯を長持ちさせるために、定期的に担当医の健診を受けることをご提案します。
Q&A
Q.治療期間はどのくらいですか?
A.個人差はありますが、4~6ヶ月程度です。
インプラントを埋入する部位にもよりますので、担当医にご相談ください。
Q.費用はどのくらいかかりますか?
A.インプラント治療は現在保険治療が行えません。
使用する本数や種類などによって異なりますので、詳しくは料金表をご覧ください。
Q.治療はだれでも受けられますか?
A.顎の骨が完成する20歳前後から、お年寄りまで健康な方であればどなたでも可能です。
ただし、妊娠中の方や全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、ご相談ください。
Q.一度入れたインプラントに寿命はありますか?
A.患者様のお口の衛生状態によって変わりますが、きちんとお手入れをすれば長持ちしますし、逆に手入れが悪いと寿命が短くなる場合があります。
長持ちさせるためには、しっかりとブラッシングし、歯科医師による定期健診でチェック、指導してもらいましょう。
Q.インプラント治療後、食べ物などの制限はありますか?
A.インプラントは顎の骨と結合し、丈夫な土台となりますので、自分の歯と同じように固いものでもしっかりと噛むことができますので、入れ歯のような制限はなくなります。
Q.インプラント治療に副作用はありますか?
A.インプラントは純チタンでできています。また、チタン表面をハイドロキシアパタイトで被覆したものもあります。
チタンは生体親和性が高く、体には影響がない材料と言われています。重大な副作用報告や、チタンに対してのアレルギー報告はあまりありません。
ハイドロキシアパタイトに関しては医科の領域においても骨の代替材料として長い歴史をもっているため、リスクの少ない材料だと判断できます。
Q.人工の歯が壊れることはありますか?
A.手術前に十分に診察を行い、調整を行いますので、そうそう壊れることはありません。万が一壊れたとしても、作り直しは可能です。
また、骨の状態を確認した上で、インプラントを追加することも可能です。
Q.歯が1本も残っていない場合でも治療できますか?
A.歯が1本もなくても、骨量さえあればインプラント治療を受けることができます。